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よくあるトラブル
よくあるトラブル
せっかくお金を払って通訳者を依頼するのですから、トラブルは避けたいものです。
ここでは、過去の実例を基に、失敗しないインドネシア語通訳の依頼法を考えてみましょう。

arrow ケース1  なぜ!?通訳者が来ない。。。

通訳に限らずどのようなビジネスもそうですが、遅刻や欠席は一番してはいけないミスです。
もちろんこれは通訳者と通訳会社の責任です。しかし、事前のちょっとしたケアで、 これらのイージーミスは防ぐことができます。
通訳者は行ったことのない場所へ行くのですから、例えば「駅から10分」と伝えられていても、 それ以上の時間がかかる可能性は十分に考えられます。
予め集合時間を通訳の開始時間よりも 少し前に設定しておくのが無難でしょう。
また、集合場所の詳細(できれば地図)や、当日の担当者、 緊急連絡先等を間違いなく 通訳会社に伝えておきましょう。
(これらをしっかりと確認してこない通訳会社は 危険です!!)
当日の、通訳者または通訳会社への緊急連絡先も確認しておきましょう。

arrow ケース2  専門用語を全然理解していない。

特に専門性の高い通訳においては、専門用語の理解は必要不可欠です。
もちろん、通訳会社側が関連分野で経験のある通訳者を手配したにも関わらず、 こういったトラブルは後を絶ちません。
ではどうすれば防げるのでしょうか?

まず、通訳依頼前にお客様自身が心に留めて おかなければならないことがあります。
それは「通訳者は万能ではない」 ということです。
ひとつ、医療通訳の例を見てみましょう。医療の分野は多岐に渡ります。
例えば、通訳者が医療器具 に精通していたとしても、外科の手術内容が分かるかといえばそうではありません。
これは、専門である医師でも同じことが言えます。産婦人科の医師に心臓手術は不可能です。
もちろん、ベテランの通訳者であれば周りに確認を取りながら、何とか役をこなすことは できますが、時間もよけいにかかりますし、お客様の負担にもなってしまいます。
専門用語への対応は、 経験ではなく知識なのです。 ではどうすればいいのでしょうか?まずは、通訳会社・通訳者と事前に十分確認を取り、 十分な事前資料を用意することが重要です。
通訳案件のそこに至るまでの経緯も、通訳者にとっては事前に知識を入れる上で重要な資料となります。
これはどの通訳会社に頼んでも同じですが、「プロだからできて当たり前」を前提に考えていると、 結局は痛い目にあってしまいます。

arrow ケース3  悲劇!言葉の罠・・・

インドネシア語通訳者は、お客様の「言葉の壁」を取り除くことが出来ます。
しかし、同時にもうひとつの壁が現れます。それが、「文化の壁」です。
いくら言葉が通じてもお互いの文化を理解し、歩み寄らなければ健全な人間関係やビジネス関係を 築くことは出来ません。有名な例をお話ししましょう。
ある外交会談で、日本の外交官が相手の意見について、「考えておきます」と言いました。
これは日本では良く、「No」の意味で用いられます。
しかし、通訳者が通訳したところ、 相手はそれを「前向きに検討する」と言う意味と勘違いしてしまい、 国際問題にまで発展した例があります。
これは、日本人があいまいなグレーゾーンの表現を好む のに対し、外国人、特に韓国人は 白黒はっきりした表現を好みます。
このような誤解を生まないためにも、相手の文化を理解し、はっきりとした表現を用いることが大切です。

arrow ケース4  インドネシア語が飛び交って。。

通訳者は、原則として双方の言葉を仲介することを業務としていますので、勝手に言葉を発してはいけません。
弊社に来られたお客様で、「以前、通訳会社に依頼したことがあるが、通訳者が相手と インドネシア語で勝手に話し出して、何を言っているかも分からず気分を害した」という方が いらっしゃいました。これも同じく、文化的な背景が根底にある場合が多いのです。
韓国は儒教文化が 根強く、年齢による上下関係が、日本以上に厳しい国です。 相手が通訳者より年上であれば、通訳者はまずは挨拶をしなければ失礼になってしまいます。
こういった文化を知らなければ、「通訳者が勝手に話し出した」と思われるでしょう。
重要なのは、相手の文化を理解しようと 努力することです。